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2020.02.17

ピアノをめぐるさまざまなトリビア、知って楽しいピアノの形について

ピアノと聞けばみなさんの頭の中で思い浮かべる形は決まっているのではないでしょうか。
グランドピアノとアップライトピアノの違いこそあれ、色や形にそれほどのバラエティはないはずです。
その当たり前のピアノの形が定着したのはなぜでしょうか。今日は、知って楽しいピアノのトリビアをご紹介いたしましょう。

日本の技術も関係あり?ピアノはなぜ黒いのか

実は、ピアノが黒いのは日本が大いにかかわっていることをご存知でしょうか。
ピアノという楽器が日本に到来したのは、江戸時代の終わりのこと。19世紀の初めに来日したシーボルトによってもたらされた初めてのピアノは、マホガニーでした。
明治維新の後、ピアノの輸入が本格化します。一方、日本で最初のピアノが作られたのは1880年代の終わりでした。1900年には、ヤマハが国産の材料を使ったピアノを完成させています。ヨーロッパでは主流であった木目のピアノは、湿気の多い日本の気候に適さないため、日本を代表する塗料ウルシが、国産のピアノに使用されるようになります。

当時のピアノは非常に高価で、当時の教員の月給の40倍ともいわれていました。そのため、高級感を演出するために、つややかなウルシは大いに役になったのでしょう。
ヨーロッパの場合は、黒いピアノを作成する場合には黒檀を用いるのが普通でしたので、つややかな黒いピアノはまさに、日本の技術力の結集といったところだったのかもしれません。

ヤマハ株式会社では、1980年代に木目調のピアノを販売していたことがあります。しかし、そのシェアは最大でも全体の20パーセントにとどまりました。また、黒のピアノのほうが価格的にもメリットがあり、経済成長とともに大普及をしたピアノは黒が一般的になったのです。
つややかで美しい黒のピアノは、コンサートの際にも演奏者を引き立てつつも絶対的な存在感を誇ることからも、世界的に主流となっていったのでしょう。

ピアノの鍵盤の色が黒白反対だったのは本当?

ピアノの前身といわれる楽器には、クラヴィコード、スピネット、ヴァージナル、チェンバロなどがあります。

これらの楽器がヨーロッパの富裕層たちのあいだに広がった17世紀から18世紀、楽器はを作るのには大変な労力と経済力を要しました。当時は、白の鍵盤は象牙、黒の鍵盤は黒檀が使用されており、価格の面からいえば白の鍵盤のほうが高価であったのです。そのため、より数が多い幹音を黒で、半音を白で構成することも多かったようです。
とくに、フランスで制作されたチェンバロはこの傾向が強かったことがわかっています。

19世紀になると、これがひっくり返りました。ひっくり返った理由は明確ではなく、演奏家にとって白の幹音のほうが見やすかったとか、欧州の文化においては伝統的に「白」は「自然もの」、「黒」は「変質したもの」という観念があり、これがピアノにも反映されたのではという説が有力です。

グランドピアノの脚はなぜ3本なのか

気がつかない方も多かったかもしれませんが、グランドピアノをさせている脚は3本です。
3本の脚で立っているなんて不安定に感じられますが、これはピアノの構造が要因です。
ピアノの音を出す弦は、低音から高音にいたるまで長さがかなり異なります。低音から高音になるにつれて、弦は短くなっていくのです。ですから、低音の側のほうがグランドピアノの場合は突出しているのです。上から見ると、グランドピアノがハープ型をしているのがわかります。
この部分を、3本目の脚が支えているわけですね。どっしりと思いグランドピアノを支えるには、この3本の脚が最良とされているのです。

数世紀の時を経て完成したピアノ

ピアノという楽器が登場したのは、1700年頃のこと。イタリア人の楽器製作者であったバルトロメオ・クリストフォリの手から生まれました。
ピアノが誕生するまでにも、さまざまな鍵盤楽器が世に現れ、技術において職人たちが切磋琢磨してきました。クリストフォリが生み出したピアノも、300年の間に試行錯誤をへて現在の形にいたったのです。
先人たちの知恵と情熱を、ピアノを弾くことで実感できる。現在の社会にあって、これは稀有なる体験といってよいのではないでしょうか。

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